中国内陸部の甘粛省で先月、21人が死亡したトレイルランニング大会の事故を受け、中国の国家体育当局は2日、スポーツイベントの開催を当面、中止するとの通知を出しました。
先月22日、甘粛省で開かれた100キロの野山を走る「トレイルランニング」大会では、気温が急降下するなど天気が急変し、低体温症とみられる症状で参加者21人が死亡、当局が原因調査を続けています。
中国の国家体育総局は2日に出した通知で、21人の死亡について「深く痛ましい教訓」と指摘。トレイルランニングなど管理の責任やルールが不完全でリスクの高いスポーツイベントの開催を当面、中止するとしました。